インターネット回線お役立ち情報
インターネット回線を利用するときは、どれほどの速度が出れば快適なのか気になるもの。
よほどの上り速度やPing値が必要でない限り、現在の主要回線ではだいたいの用途は快適に利用できます。
本記事では、目的別にインターネット回線に必要な通信速度はどれぐらいか解説します。
インターネット回線を使うシーンは、主に以下の5つ。
シーン別に快適に利用できる速度を解説します。
動画視聴をするために必要な速度は、画質によってさまざま。
Netflixは公式サイトで必要な通信速度は以下の通りと公表しています。
画質 | 推奨される通信速度 |
---|---|
HD(720p) | 3Mbps以上 |
フルHD(1080p) | 5Mbps以上 |
UHD(4K) | 15Mbps以上 |
サイトによって推奨値は若干異なりますが、だいたい上記の通信速度が必要です。
注意しなければいけないのは、推奨速度はあくまで最低限必要な数値であることです。
利用する回線が常に上記の数値を大きく上回る速度を出さないと、ダウンロードが遅れて再生が止まる恐れがあります。
オンラインゲームを快適にプレイするために必要な通信速度はタイトルによって異なりますが、30Mbpsから100Mbpsである場合が多いです。
FPSや格闘ゲームをする場合は遅延を左右するPing値も重要で、1msから15msの状態を保てるのが望ましいです。
オンライン会議では相手の映像や音声を受信すると同時に、自分の映像と音声を送るので、下りと上りどちらの通信速度も重要です。
オンライン会議の定番ツールであるZoomでは、画質ごとに以下の通信速度が推奨されています。
画質 | 推奨上り速度 | 推奨下り速度 |
---|---|---|
720p以下の高画質 | 1.0Mbps | 600Kbps |
720p HD | 2.6Mbps | 1.8Mbps |
1080p HD | 3.8Mbps | 3.0Mbps |
動画視聴と同じく推奨速度はあくまで最低限必要な数値なので、上記をはるかに上回る速度が出るネット回線を利用したいところです。
Webサイトを見る場合に必要な速度は、ホームページの仕様によってさまざまですが、下りで1Mbpsから10Mbps出ていれば問題は起きません。
動画が組み込まれているサイトであれば、最低でも5Mbps以上は出ていてほしいところです。
実はLINEやメールのやり取りは、テキストだけだと1Mbpsの速度が出ていれば行えます。
さらに速度が必要なのが動画や写真を送受信する場合で、5〜10Mbps出ている状態で行うのが望ましいです。
以下のサイトを使えば、ネット回線の通信速度を計測できます。
サイト | 特長 |
---|---|
Google Speedtest | Googleで「speedtest」と検索するだけで表示されるので、もっとも手軽に利用できる。 |
みんなのネット回線速度 | 接続方式別での速度とPing値、ジッターが表示される。ユーザーが行った通信速度の計測結果を公表しており、同じ地域で同じサービスを利用している人のスピードが調べられる場合がある。 |
Speedtest.net | 簡単に計測できるうえに、自動で正確な数値が測れるサーバーを選択してくれる。 |
上記のサイトは、スマホとパソコンのどちらでも利用可能です。
インターネットを使い方で必要な通信速度が違うので、目的によって必要なネット回線の種類も変わります。
ダウンロードがメインであれば、ホームルーターやモバイルルーターでも十分な場合が多いです。
動画を視聴する頻度があまりにも多い、またはオンラインゲームやWeb会議を利用する場合は、上り速度やPing値が安定する光回線がおすすめです。